プロボクシングの元WBC世界バンタム級王者辰吉丈一郎(47)の次男、寿以輝(21=大阪帝拳)が24日、大阪・門真市の東和薬品ラクタブドームでプロ7戦目のノンディア・ソーバンカルー(タイ)とのスーパーバンタム級(リミット55・キロ)8回戦に臨む。7月に予定の試合が左肋骨(ろっこつ)骨折で中止となり、再起の一戦。18日に大阪市内のジムで調整した辰吉は「パンチは切れてきている。勝ち方にこだわりたい」と意気込んだ。

 7月には長女莉羽ちゃんが誕生。「めちゃくちゃかわいいです」とでれでれのパパだが、一家の大黒柱の自覚も増してきた。吉井会長は「(日本、東洋太平洋の)ランキングに入れたい。来年、2年後にタイトル、3年後に世界戦ができれば」とプランを描く。寿以輝は「会長に任せます。ゴーサインが出ればいつでも」。その将来がかかる一戦だけに「大事な試合」と気合を入れた。