ボクシングの前WBA世界ミドル級王者村田諒太(32=帝拳)が23日、2度目の防衛戦を戦った米ラスベガスから帰国した。20日(同21日)に同地のパークシアターのメインとして同級3位ロブ・ブラント(米国)と対戦し、0-3で判定負け。約1年保持した王座を失っていた。

試合から2日たったが、いまだに顔の腫れは引かず、サングラス姿で応対。「気付いたら、あと1時間半で着きます、と」と、心身の疲労から機内では熟睡したという。

今後、どのような決断をするのか。「飛行機の中で決めるものでもない。何も変わってないですね」「簡単に、ああしたら、こうしたら決まりですというものでもない」と、周囲と話し合いながら考えるとした。

9月上旬に引いた風邪の影響が長引き、コンディション面では万全ではなかったとみられるが、「調整力も含めて自分の実力。あの場で出たものはすべて実力として受け入れるしかない」とした。今後しばらくは休養に入る。