<プロボクシング:WBA世界スーパーフェザー級タイトルマッチ12回戦>◇27日(日本時間28日)◇メキシコ、ヌエボ・ラレード

 王者ホルヘ・リナレス(23=帝拳)が、8回TKO勝ちで初防衛に成功した。序盤からスピードある左ジャブで、ホサファト・ペレス(メキシコ)をほんろう。8回にはコンビネーションからの右ストレートでダウンを奪うと、その後も連打を浴びせたところでレフェリーが試合を止めた。

 試合は当初、3月に行われる予定だったが、ケガや新型インフルエンザの影響でこの日までずれ込んでいた。数々のトラブルを克服したリナレスは、「ここまで暑くて湿気がひどいとは想像していなかった。でも、最後に自分の手が上がる(勝つ)ことが重要だった」と話した。通算戦績はこれで27戦全勝(18KO)となった。