<プロボクシング:東洋太平洋ライトフライ級タイトルマッチ12回戦>◇14日◇東京・後楽園ホール◇観衆1450人

 日本同級王者の挑戦者宮崎亮(井岡)が14戦無敗で東洋太平洋同級王座も獲得した。3度目の防衛を狙った家住勝彦(レイスポーツ)に、初回から足を使ったボクシングで試合を支配。5回にはパンチをもらってぐらつく場面もあったが、8回にラッシュを決めて2分41秒で試合を終えた。井岡弘樹会長は「1回からポイントを取れて波に乗れた。うまいこと頑張ってやってくれた。満点ちゃいますか」と絶賛した。

 宮崎は現在WBA、WBCともに同級9位。無敗での2冠奪取も達成し、世界挑戦がさらに一歩近づいた。宮崎は「ジャブを突いてアウトボクシングしようと思ったけど、足が止まってしまった。勝てたんでぜいたく言えないけど、まだまだ」と振り返りつつも「周りが早いと言おうが、チャンスがあるならつかみたい」と世界戦実現を希望していた。

 宮崎の戦績は11勝(6KO)3分け。