<プロボクシング:最強後楽園>◇23日◇東京・後楽園ホール

 日本王者への挑戦権をかけたトーナメント戦「最強後楽園」が開幕した。この日は3階級で準決勝3試合が行われた。フライ級では同級4位小林タカヤス(川島)が、15戦無敗だった同級5位林徹磨(セレス)を判定で撃破。それでも小林は「もっともっと練習したことが出せるように、またしっかりと練習したい」と反省した。

 2月には同級王者清水智信(金子)に挑戦し、7回TKO負けした。「コンディションが全然ダメだった」と課題を見いだすと、食事ではサラダから食べ始めるなど意識改革。通常体重を3キロ落とし、減量をうまく乗り越えられる体にした。「決められた日にベストコンディションに行けるように気をつけた」と言うように、今回は良い状態で試合に臨み結果を出した。9月5日の決勝に向け、小林は「最高のコンディションにしていこうと思う」と誓った。

 小林の戦績は16勝(2KO)3敗2分け。林は14勝(4KO)1敗1分け。