<ボクシング:WBC世界スーパーフライ級王座決定戦12回戦>◇20日◇さいたまコミュニティアリーナ

 2位のトマス・ロハス(30=メキシコ)が1位の河野公平(29)を3-0の判定で下し、世界王座に返り咲いた。終始前へ出てくる相手に対し、華麗な足さばきを披露。身長で約7センチ上回るアドバンテージも生かし、的確にボディーブローを見舞い続けた。「打たれても打たれても前に出てきて勇敢だった。リズムを崩すためにボディーを狙いました。7回くらいから河野選手は自信をなくしたようにみえました」と振り返った。昨年7月に暫定王座を獲得。同年12月の統一戦で敗れていたが、再びチャンピオンベルトを取り返した。「今日は良い試合ができた。また日本で試合がしたい」と言葉を残し、会場を後にした。