20日に2度目の防衛に成功したWBA世界スーパーフェザー級王者内山高志(ワタナベ)が21日、都内ジムで一夜明け会見を行った。「いつも通り、勝ってホッとしてます」と笑顔を見せつつ「満足度は70%。もっと的確に当てられた」と同級5位ロイ・ムクリス(インドネシア)を5回2分27秒TKOで下したにもかかわらず反省した。約1カ月後から本格的に始動する予定で「もっと練習して『また強くなったな』と思わせるボクシングをしたい」と、来年1月に指名試合とみられる次戦への意気込みを語った。

 なお、試合後に病院に搬送され検査入院していたムクリスは左ほお骨だけでなく鼻骨の骨折も判明。渡辺均会長は「早く回復することを祈ります」と語った。