全日本の世界ジュニア王者カズ・ハヤシ(37)が、年間22回の防衛戦開催をぶち上げた。来年1月2日の後楽園大会で挑戦を受ける稔(38)とともに10日、都内の全日本事務所で会見した。今年11回の防衛で、17回防衛の同王座記録を更新中だが、モチベーション低下とは無縁だ。「今年は1月に(防衛戦を)2回、やっている。今年は22回ぐらい行こうかな」。前人未到の大記録をつくることによって、ジュニア最強を証明するつもりだ。

 会見にはベルトを持参しなかった。製作から25年。鎖が外れるなど傷みが激しく、修理に出しているという。試合の日には戻る予定。「1月2日は、きれいになったベルトで稔に挑もうかな」。会見後は、ベルトを腰に巻いたつもりのポーズで写真撮影に応じていた。