23日のWBA世界スーパーフライ級タイトルマッチ12回戦(大阪府立体育会館)に出場する2選手の予備検診が21日、大阪市内の日本ボクシングコミッション関西事務局で行われた。同級6位の久高寛之(25=仲里ATSUMI)、王者ウーゴ・カサレス(32=メキシコ)とも医師の診断で異常はなかった。

 久高は初対面だったカサレスについて「予想どおり強そうなチャンピオンだなと思った」と印象を語った。血圧は上が151、下が86とやや高い数値だったが「それだけ燃えてるってことですかね」とジョークを飛ばす余裕を見せた。今回が3度目の世界王座挑戦となる。

 一方のカサレスは「調整はうまくいっている。減量もコントロールできている」と3度目の防衛戦に向けて落ち着いた表情だった。