米国から大麻を密輸したとして、警視庁組織犯罪対策5課などが、麻薬特例法違反の疑いで、米国籍のプロレスラー、グラマリ・アレクサンダー・シラーズ容疑者(27=リングネーム、ヤヤ・ブラジル)を逮捕していたことが14日、捜査関係者への取材で分かった。

 東京税関は14日、関税法違反容疑で東京地検に告発。昨年12月22日には、大麻取締法違反罪に切り替えて起訴されている。

 起訴状などによると、昨年11月、米国の知人が発送した乾燥大麻約8・46グラム(末端価格約5万円)や大麻入りのクッキーのようなものを密輸入した、としている。

 税関によると、都内で行われるプロレスの試合に合わせ、昨年11月に来日。「大麻を使って体の痛みを和らげようと考えた」と供述しているという。