プロボクシングの元WBA世界フライ級王者の坂田健史氏(31)が27日、政界進出を表明した。この日、都内で会見を開き、東京都稲城市議会議員選挙(4月17日告示、同24日投開票)に無所属で立候補する考えを明かした。坂田氏は「12年間、ボクシングの現役を続けている間に稲城市の後援会や市民の方々から応援していただいた。これから先、自分が何か恩返しができないかと考え、皆さんの声を市政に反映することだと決意した」と話した。

 坂田氏は98年12月にプロデビューし、01年4月にデビュー15連勝で日本フライ級王者に。07年3月に4度目の世界挑戦でWBA世界フライ級王者となり、4度防衛。今年1月に現役を引退した。