新日本は4日、都内事務所で会見し、5月3日の福岡大会(福岡国際センター)でIWGPヘビー級選手権試合を行うと発表した。3度目の防衛戦となる王者棚橋弘至(34)に、宿敵の中邑真輔(31)が挑戦する。

 棚橋は前日の後楽園大会で、永田裕志と35分以上の激闘を繰り広げた末に王座を防衛。試合後、リングに上がった中邑から挑戦要求されていた。一夜明け会見で棚橋は、感情をあらわにした中邑のアピールに「ビックリした。生の感情が見えて心を揺り動かされた」という。

 中邑には09年10月の両国大会など、最近は2連敗を喫している。「過去に何度もやっているが、分が悪い。レスラーとしては僕が独走しているんですけどね」と棚橋。チャラ男らしい言葉ながら、ライバル心を見せていた。