帝拳ジムは16日、所属選手の東洋太平洋スーパーライト級王者佐々木基樹(35)が6月25日(日本時間26日)、メキシコでWBC世界ライト級王者ウンベルト・ソト(31=メキシコ)に挑戦すると発表した。同級12位にランクされる佐々木は同日、東京・新宿区の帝拳ジムで会見し「相手は有名な王者。スピード、パワー、テクニック、すべて一流で穴がない。真っ向勝負でいくしかない」と口にした。ソトはメキシコが生んだ7人目の世界3階級制覇王者。

 1階級下で世界王座に挑む佐々木にとって2度目の世界挑戦となる。09年10月、WBA世界ウエルター級王者ビャチェスラフ・センチェンコ(ウクライナ)に挑戦し、12回判定負けしている。佐々木は「敵地での世界挑戦も2度目。1度目の経験を教訓として生かしたい」と口にした。