<プロボクシング:WBA女子世界スーパーフライ級タイトルマッチ10回戦>◇17日◇東京・後楽園ホール◇1050人

 V4防衛に成功した同級王者天海ツナミ(26=山木)は、次戦以降で女子ボクシング界のビッグマッチに臨む準備を進めている。挑戦者ペッチサイルーン・ルークサイコンディン(21=タイ)に3回TKO勝利を挙げた天海は「強い相手が世界にたくさんいます。誰とでも対戦したい」と強敵との対戦を熱望した。

 既にWBAからは指名試合として、同級暫定王者カロリーナ・グチェレス(アルゼンチン)との王座統一戦を通達されている。天海陣営は5度目の防衛戦として敵地アルゼンチンに乗り込み、グチェレスと統一戦を行うことで調整に入る。また王座統一が成功した後、WBC同級王者アナ・マリア・トーレス(メキシコ)との両団体王座統一戦も視野に入れている。天海は「誰の挑戦でも受けたい。強くなっている手応えはあります」と口にした。