<全日本:2011

 SUMMER

 ACTION

 SERIES>◇27日◇千葉・千葉ポートアリーナ◇300人

 全日本の3冠ヘビー級王者・諏訪魔(34)が、王座防衛の前哨戦で、挑戦を受ける真田聖也(23)に快勝した。船木誠勝(42)近藤修司(33)と組み、真田、征矢学(26)太陽ケア(35)組と対戦。序盤から真田の右腕にダメージを与え続けて戦意を奪うと、26分02秒にラストライドからの体固めで征矢学にフォール勝ち。諏訪魔は「見てのとおり、完勝だよ。負けねえぞ。俺がチャンピオンだ。どんと来いよ」と余裕の笑みを浮かべ、試合後のリング上で真田に持参したベルトを見せつけた。

 敗れた真田は「めちゃめちゃ悔しい。ここまで腕を攻められると、精神的にもキツくなった。あと前哨戦が1試合残っているので、出直します」と顔をしかめた。両選手は30日の大阪大会で再び激突し、翌31日の名古屋大会でタイトルマッチに臨む。