総合格闘技団体のパンクラスが1日、新体制への移行を発表した。この日、都内で会見を開き、5月31日付でパンクラスの運営権と商標権が、親会社のドン・キホーテからスマッシュに移行したと発表。今後はスマッシュの格闘技部門「パンクラス事業本部」で運営されることになった。

 パンクラスの新代表に就任したスマッシュの酒井正和代表は「世界標準というスローガンのもと、ステップアップしていきたい」と抱負を述べ、次のような構想を明らかにした。

 (1)キング・オブ・パンクラシストや上位ランカーを世界の団体へ送り出すマネジメント組織

 (2)ロサンゼルスを候補に米国支部を新設し、海外戦に備えて選手の長期滞在が可能な拠点とする

 (3)選手強化を目的とした海外ジムとの提携

 (4)現在、世界の主流となっているケージの試合を開催し、海外選手も招聘(しょうへい)する。

 また、総合格闘技DEEPと業務提携して、アマチュア部門(9階級)の統合組織「ジャパン

 MMA

 ライセンス(JML)」を新設。将来的にプロライセンス制度を導入する予定。

 新体制となったパンクラスの主な組織人事は次のとおり。

 ▽代表

 酒井正和(スマッシュ代表)

 ▽コミッショナー

 酒井正和

 ▽スーパーバイザー

 佐伯繁(DEEP代表)

 ▽キング・オブ・パンクラシスト委員長

 ケン・シャムロック

 ▽統括本部長

 坂本靖

 ▽エグゼクティブプレーイングマネジャー

 川村亮

 ▽JML統括プロデューサー

 梅木良則

 ▽イベント統括マネジャー

 島田裕二

 ▽マネジメント

 クォンタムジャンプジャパン

 ▽審判部長

 梅木良則