<全日本:クロス・オーバー>◇29日◇千葉・茂原市市民体育館◇7試合◇1050人

 7・1両国大会でアジアタッグ王座に挑戦する曙(43)と浜亮太(32)がシングル対決した。大一番を前に浜がスランプに陥っていることから、パートナー同士の一騎打ちが実現した。

 ともに大相撲出身の巨漢だが、210キロの元横綱の曙が、205キロの元幕下の浜を、ジャンピングボディープレスから6分31秒、体固めで破った。

 試合後、2人はガッチリと握手。曙は「これでけじめがついた。どんなときでも、今日みたいな気持ちで戦え。必ず俺等でアジアタッグを取るぞ」。浜は「幕下で終わった僕が、天下の横綱に愛情を受けて、日本一の幸せ者です。俺たちの故郷・両国国技館で、必ずベルトを取る」と必勝を誓った。