<プロレスリングWAVE>◇8日◇新木場1st

 RING◇観衆201人

 ホワイトテイルズ主催大会で飯田美花(20)が主役の座を射止めた。各選手がやりたいカードを組んだという同大会で、キャリア1年半の飯田は今年中の引退を表明している輝優優とメーンで一騎打ち。

 飯田はミサイルキックを連発し、ヨーロピアンクラッチの名手である輝に同技をを完璧に決めるなど持ち味を十分に発揮。15分にもわたる長い攻防の末、輝のカウンターのエルボーに屈したが、試合後は抱擁を受け、大先輩にその頑張りをたたえられた。

 試合後、GAMI社長が前日のブラックダリア興行と両大会の観衆を発表。ブラックが193人、そしてこのホワイトテイルズが201人という結果となった。これによりブラックダリアは解散が決定、会場に姿を見せていた大畠美咲は無言で会場を後にした。

 殊勲の飯田は「今日は緊張して失敗もあったけど、気持ちはぶつけられたと思います。解散がかかった大会で、メインという重責をいただいて、みなさんの声援がありがたかったです」と振り返った。

 スポークスマン的存在の紫雷美央が「今日は解散もなかったし、これが始まりです。飯田も本当によく頑張ったし、これから自分たち5人でいろんな話題を振りまいていきたい」と前向きに語った。テイルズがこの先、女子プロレス界に話題を振りまきそうだ。