<天龍プロジェクト:R-3>◇26日◇東京・後楽園ホール◇8試合

 ザ・グレート・カブキ(64)と百田光雄(64)の「128歳コンビ」が、菊タロー(35)とNOSAWA論外(35)の「70歳コンビ」を破った。百田が岩石落としでとどめを刺し11分4秒、体固めで菊タローに勝った。日本プロレスに64年入門でキャリア48年のカブキ、68年入門でキャリア44年の百田、合わせて92年のキャリアを見せつけた。

 百田は「相手にジジイと言われて、テンション上がっていい感じだね」。カブキは「日本プロレスからやってるのは、ほかには(グレート)小鹿さんしかいないからね」。百田は「お客さんに喜んでもらえる試合ができる限り頑張るよ。128歳コンビだから、パワーじゃ負けても、キャリアじゃ絶対負けないからね」と振り返った。

 百田の長男、力さん(30)は現在、プロレスデビューを目指して練習中。リングサイドで父の試合を見守った力さんは「まだまだです」。自らも日本のプロレスの力道山の次男の百田は「ジュニアは難しいんだよ。俺もジュニアだから、気持ちはわかる」と話した。

 来月8日には元国際プロレスの高杉正彦(57)と長男の祐希(21)が、頑固プロレス(西調布格闘技アリーナ)で、日本プロレス史上初の父と息子のタッグを結成する。藤波辰爾(58)の長男の怜於南さん(19)もデビューを目指している。百田は「ジュニアばっかり集めて興行やったら、面白いね。あ、ジュニアなら俺も出なきゃ。力はジュニアじゃなくて、力道山の3世だからね」と笑った。