帝拳ジムの世界王者コンビが、8月の世界戦へ向けてスパーリングに熱が入ってきた。

 WBCバンタム級王者山中慎介(30)は12日に都内で、WBCスーパーフェザー級王者三浦隆司(29)は17日にメキシコ・カンクンで防衛戦に臨む。

 16日はともに呼び寄せたフィリピン人パートナーとスパー。山中は最長10回で疲労も蓄積しているため、後半はパンチをもらう場面もあった。「きょうはだめでした。来週は12回もある。ここを乗り切って試合につなげたい」。6回をこなした三浦は左ボディーでパートナーを痛めつけた。「この調子でメキシコに乗り込みたい」と自信を口にした。