1年間を通じてボクシング界に貢献した指導者に贈られる第24回エディ・タウンゼント賞を受賞したIBF世界ミニマム級王者・高山勝成(30=仲里)を担当する中出博啓トレーナー(53)が30日、東京・後楽園ホールで表彰式に臨んだ。

 高山と2人でリングに上がり、「エディ・タウンゼントをしのぶ会」のガッツ石松会長から表彰された。

 日本人初となる高山の3団体(WBC、WBA、IBF)制覇をサポートしたことを高く評価された中出氏は「何度も夢をあきらめかけましたが、昨年3月、3つめの王座を獲得できました。エディさんにはおよびもしませんが、選手の健康を守れるトレーナーでありたい」とあいさつした。

 同席した高山も「自分がボクシングを始めたのは14歳で、エディ・タウンゼントジムだった。自分は孫弟子とも言えると思うので、エディさんの魂を持って戦っていきたい」と話していた。