3年ぶりの世界戦となったIBF世界スーパーバンタム級タイトルマッチに敗れた元2階級王者の長谷川穂積(33=真正)が一夜明けた24日、神戸市内のジムに姿を見せた。サングラスで傷痕を隠した長谷川は、前夜の試合後と同じく「また、あらためて会見しますのでよろしくお願いします」とだけ話した。

 真正ジムの山下会長によると、昨夜は大阪市内の病院で右眼窩(がんか)骨と鼻骨の診断を受けた後、神戸市内の病院で入院する方向だったが、長谷川本人が「大丈夫」と話したため取りやめたという。同会長は、長谷川の今後について「今まで一生懸命頑張ってきたので、まずはゆっくり体を休めてから」と、体の回復を待って会見を開く意向を示した。