IBF世界スーパーフライ級6位帝里(ている)木下(28=千里馬神戸)が17日、自らが勤務する神戸市内の神戸ポートタワーホテルで、前日計量に臨んだ。

 18日の同級1位ゾラニ・テテ(26=南アフリカ)との王座決定戦に向けてリミットの52・1キロでパスした。

 帝里は「計量をクリアしてほっとしています。明日は僕の人生のターニングポイントになる。ここで人生を変える」と必勝宣言。計量後はテテと鼻がぶつかるほどの距離で約1分間、関係者に引き離されるまでにらみ合った。「いつもはあんなことは絶対しないですが、相手が来るなら引けない」と気合を入れた。

 一方のテテも400グラムアンダーの51・7キロでクリア。「明日は王者が決まる。ゾラニ・テテが王者になる。ワクワクして試合まで待てない」と不敵に笑った。