<プロボクシング:スーパーフライ級10回戦>◇6日◇東京・後楽園ホール◇観衆1220人

 元WBC世界フライ級王者で同スーパーフライ級7位の五十嵐俊幸(30=帝拳)が、フィリピン・ライトフライ級5位レンレン・テソリオ(フィリピン)を9回3-0の負傷判定で下し、約1年ぶりの復帰戦を飾った。

 8回に強烈な左ストレートから連打を浴びせるなど優位に進めるも、9回に偶然のバッティングで右眉をカット。その後、レフェリーが傷が深いと判断し、試合が止められた。

 昨年4月、保持していた世界王座を八重樫に奪われた。9月に再起戦で勝利も、年末に長年の酷使により左肩が悲鳴を上げた。手術を乗り越え、新たな一歩を踏み出すと「スーパーフライ級で、2階級制覇を目指していきます」と力強く宣言した。