W-1社長の武藤敬司(51)が、W-1チャンピオンシップ戦に背水の決意で臨む。W-1は9日、都内の事務所で会見を開き、11月1日の両国国技館大会で、W-1チャンピオンシップ試合を行い、初代王者河野真幸(34)に、武藤が挑戦することを発表した。

 前日8日の後楽園ホール大会で河野が初代王者決定トーナメントに優勝。リング上で武藤を初防衛戦の挑戦者に指名し、武藤も了承していた。両国大会がデビュー30周年の記念大会となる武藤は「正直、不安がいっぱい。引退とか恐れず、もしオレが防衛しても次は考えない。これで終わってもいいというつもりで戦う」と話した。両膝の状態が悪く、歩くのも精いっぱいの状況だが「オレが立ち上げたW-1。一生懸命精進して、30周年の自らの名前の入った興行に花を添えたい」と決意を語った。