格闘技イベント会場に私服警官!

 新総合格闘技団体「THE

 OUTSIDER」の旗揚げ戦(ディファ有明)が、30日に行われる。英語で「つまはじき者」などを意味する団体名で、全国の不良たちを一堂に集めたアマ大会。それだけに当日は何が起こるか予測不能なため、関係者は「会場には(管轄の)深川警察署の私服警官4人に入ってもらう」と厳戒態勢で臨むことを明かした。

 旗揚げ戦には全国から44人のワルが参加。「新宿のカリスマ」という異名を持つ瓜田(うりた)純士(28)や首都圏の不良でその名を知らない者はいないとまで言われる与国秀行(31)、ストリートファイト「夜櫻會」3代目総長の加藤友弥(23)といった猛者たちが名を連ねる。選手間のトラブルはもちろん観客席で小競り合いが起こる可能性もあるために、主催する前田日明(49=RINGS)は「最悪の事態を想定して」と前代未聞の警官動員を決めた。

 またRINGS公式HPでは「刃物や凶器(チェーンなど)といった事務局で凶器になりうると判断した物を所持している方を発見した場合は、没収させていただきます」と観客にも注意を呼び掛けている。

 当初は3分3回だったルールも、選手がアマチュアであることも考慮して3分2回に短縮。名プロデューサーが打ち出した新機軸のイベントが無事に終わるのか、行方が注目される。