世界ダブルタイトル戦で、WBC世界バンタム級王者の長谷川穂積(27=真正)は同級2位のアレハンドロ・バルデス(24=メキシコ)と10月16日に代々木第1体育館で7度目の防衛戦を行う。

 長谷川は連続KO勝ちで悲願の米進出へ夢をつなげる。対戦相手のバルデスは173センチと約5センチ大きい上に「プロになって2回目」のサウスポー選手。「(左は)不慣れだけど、これを含めて3戦連続ぐらいでKO勝ちしないと」と完勝で米国への夢をつなげる構えだ。

 今後は「左の多い帝拳にも出向いてスパーリングなど行う予定」。一方で弟分の粟生と同じ日にタイトル戦となったことには「正直、粟生の試合はちゃんと見守りたかった」と本音も。だが「まずは自分が集中しないと」と気持ちを引き締め直した。