<女子プロボクシング:東洋太平洋ライトフライ級王座決定戦10回戦>◇26日◇東京・後楽園ホール

 女子プロボクシングで日本初の東洋太平洋王者が誕生した。ライトフライ級王座決定戦が行われ、同級1位菊地奈々子(34=白井具志堅)が3-0の判定勝ちを収めた。公認前の世界王者の実力を見せ、同級2位江畑佳代子(33=ワタナベ)を初回から手数で上回った。具志堅会長の54歳の誕生日祝いにもなったが、「思ったような試合ができなかった」と不満顔。それでも昨年12月のWBC王者富樫戦以来の再起を飾り、「気持ちは常に再戦を願っている」と雪辱の機会を熱望していた。