元UFCヘビー級王者ジョシュ・バーネット(31=米国)が、禁止薬物使用の疑いで、総合格闘技イベント「アフリクション」で予定されていたエメリヤーエンコ・ヒョードル(ロシア)戦に出場できなくなった。AP通信によると同選手は、6月に受けた薬物検査で筋肉増強剤の陽性反応が出た。このため、8月1日(日本時間2日)に同大会を行うカリフォルニア州コミッションから、ライセンス発給を拒否された。この試合は、バーネットと元PRIDE王者の初対決で「世紀の一戦」と注目されていた。

 一方、同選手を8月9日の有明大会で起用する予定のIGFは、予定に変更はないことを発表。アントニオ猪木社長は、広報を通じて「日本なら彼にチャンスがあるだろうし、IGFでならそれも実現可能だ」とコメントした。