女子東洋太平洋ライトフライ王者の菊地奈々子(35=白井・具志堅)が、03年12月26日に亡くなった日本人初の世界王者・白井義男氏(享年80、元世界フライ級王者)に勝利をささげる。18日、東京・後楽園ホールで行われる没後7年追悼興行で、挑戦者ジェレミー・タバスタバス(18=フィリピン)との初防衛戦に臨む。17日、都内での計量を48・8キロでパスした菊地は、17歳年下の挑戦者と顔を合わせ「若いから勢いやスタミナはあると思うけど、小娘に負けるわけにはいかない」と気合を入れた。試合翌日の19日は52年(昭27)に白井氏が世界王座を獲得した記念日。「白井先生にささげられる試合をしたい」と意気込んだ。【保坂恭子】