前WBC世界バンタム級王者の長谷川穂積(29=真正)が次戦の選択肢の幅を広げた。所属ジムの山下正人会長は20日、4月30日の11度目の防衛戦で敗れた現王者フェルナンド・モンティエル(メキシコ)との再戦を「最優先に考えて交渉している」としながらも「まとまらないようなら、考え直さないと」とやや軌道修正した。11月末か12月上旬に世界戦とする考えで、2階級上のフェザー級までを含む他の王者への挑戦も視野に入れるという。長谷川は、8月末には千葉・成田で走り込み合宿を開始する予定だ。