WBA世界スーパーフェザー級王者内山高志(30=ワタナベ)が高地合宿をやめて都内ジムで実戦重視の調整をすることを決めた。同級5位ムクリス(インドネシア)との2度目の防衛戦(9月20日、さいたまコミュニティアリーナ)に備え富士山のふもとでの合宿を希望していたが、26日の練習後「どこに行っても暑いと思うし合宿はしません。ジムで実戦重視の調整をします」と語った。その言葉通り、初防衛戦前は60回だったスパーリングもすでに約50回を消化。猛暑対策にと、この日も冷房でジム内を冷やして8回のスパーを行った。内山は「自分に実戦重視は珍しいですが、スパーをするとパンチのタイミングがつかめる。結果的に正解ですね」と異例の調整法にも手応え十分だった。