WBA世界スーパーバンタム級6位下田昭文(26=帝拳)が「勝利のバトン」に闘志をかき立てられた。同級王者李冽理(28=横浜光)戦(来年1月10日、東京・有明コロシアム)に臨む下田は、先月26日に2階級制覇したジム仲間で同い年のWBC世界スーパーフェザー級新王者粟生に「次はお前だな」と王座奪取を託されたという。そんな盟友の思いに「本当にいい刺激になりました」と、さらに気合が入った様子だ。1日に都内ジムで行った練習では、鬼気迫る表情でミット打ち8回などを敢行。「順調です。全部を懸けてやります」と、あらためて必勝を期していた。