WBA世界スーパーフェザー級王者の内山高志(31=ワタナベ)が3度目の防衛戦を控え、風邪の猛威にピリピリムードとなった。今月31日、東京・有明コロシアムで同級4位の三浦隆司(26=横浜光)とのV3戦に向け、7日に同ジムで8回のスパーリングを行った。今年に入って内山を支えるミット打ち担当の佐々木修平トレーナーが風邪でダウン。さらにこの日、渡辺均会長も風邪を患い、マスク姿でジムに現れた。自身の周囲で風邪が流行し、内山も慎重になった。

 「チーム内山」と呼ばれるスタッフがそろい、佐々木トレーナー不在は大きな影響になっていない。しかし渡辺会長は「ミットができませんね。自分も風邪なので内山に近づけない。疲れかな」と困惑。V3戦が迫っているだけに、内山も「気をつけます」と気持ちを引き締めていた。