<UFC126大会>◇5日(日本時間6日)◇米ネバダ州ラスベガス・マンダレイベイ・コンベンションセンター◇1万893人

 初参戦の山本“KID”徳郁(33=Krazy

 Bee)はホロ苦の黒星デビューとなった。バンタム級で成長株のデミトリアス・ジョンソン(24=米国)と激突。山本は打撃勝負で迫ったが、敵のタックルで何度も倒されて調子を崩された。グラウンドの攻防で常に受けにまわる展開となり、0-3の判定負けを喫した。

 「殴り合うことしか考えていなかった」という山本は、UFCジャッジを意識したポイント狙いのジョンソンに対応できなかった。ダナ・ホワイト社長も「KIDは初戦だから」とかばったが、山本自身は準備不足を反省しきり。選手コールでスーパースターと紹介されたこともあり「負けて恥ずかしさ2倍。ルールに対応できないのは準備ミス。次はオレが5~6回倒してやるから」と気持ちを切り替えた。(藤中栄二)