現役続行の意向が明らかになっていたボクシング元世界2階級王者の長谷川穂積(30=真正)が、再起することを正式に表明した。1日、神戸市内で会見し「自分は本当に弱いのか。その答えを見つけたくて、もう1度ボクシングをすることを決めた」と説明した。WBC世界バンタム級王座を10度防衛し、陥落後は2階級上の同フェザー級王座も獲得。4月のゴンサレス(メキシコ)との初防衛戦でKO負けしていた。

 再起戦は年内に行う予定だが、詳細は未定。階級はフェザー級にとどまるという。練習は既に再開している。「ベルトを巻きたい気持ちを否定しない。でもこれからはボクシングを楽しむことと、自分がどれだけのボクサーかを確かめたい」とした。