WBC世界ミニマム級王者の井岡一翔(22=井岡)が強気に完勝宣言した。明日10日ゴングの初防衛戦に向けて8日、都内で練習を公開。指名挑戦者の同級1位エルナンデス(24)はわずか1敗でKO率約7割の強打者だが「自分のボクシングをして、普通に勝ちたい」と言い放った。見学に訪れた元WBC世界フライ級王者の内藤大助(36)から「度胸があるから大丈夫」と太鼓判を押され「うれしいですね」と笑顔を返した。

 勝てば王座返上よりも、年末に2度目の防衛戦を行うことが有力。ジム同僚の東洋太平洋ライトフライ級王者・宮崎亮が世界初挑戦を計画しており、ダブル世界戦になる可能性もある。プロ8戦目で初の東京での試合を軽くクリアし、今後の選択肢を広げていく。