<プロボクシング:WBA世界スーパーフライ級タイトルマッチ12回戦>◇8月31日◇東京・日本武道館

 WBA世界スーパーフライ級7位清水智信(30=金子)が、世界2階級制覇の同級王者ウーゴ・カサレス(33=メキシコ)を2-1の判定で下して新王者となった。

 5度目の防衛に失敗したカサレスは「自分は勝ったと思った。判定には驚いた」と不満が次々と口をついて出た。中盤、清水の頭が当たって左目の上を切った。その後、何度もバッティングを抗議したが認められず「バッティングで、試合を組み立てられなかった」と怒りをぶつけた。日本での世界戦4戦目にして初の黒星。「まずは清水にリベンジしたい」と再戦を要望し、1階級上のバンタム級での挑戦も「可能性はある」とにおわせた。