金髪の悪役レスラーとして活躍した、元プロレスラーの上田馬之助さん(本名・上田裕司)が21日、自宅のある大分県臼杵市内で急死した。71歳だった。

 上田馬之助さんの略歴は次の通り。

 ◆上田馬之助(うえだ・うまのすけ)本名は上田裕司。1940年(昭15)6月20日、愛知・弥富市生まれ。大同工高を中退し、58年に大相撲・追手風部屋入門。60年に引退して同5月に日本プロレス入り。61年4月にデビュー。66年から約2年間、悪役レスラーとして米国転戦。帰国後の73年3月に大木金太郎と組みインタータッグ王座獲得。同年の日本プロレス崩壊後、フリーとなって再渡米。76年の帰国後は国際でラッシャー木村からIWA世界ヘビー級王座奪取。77年から新日本に参戦。タイガー・ジェット・シンとタッグで北米タッグ王座を獲得。アントニオ猪木の宿敵として活躍した。その後、全日本、新日本、NOW、IWAなどを渡り歩き、96年3月に東北自動車道で交通事故で脊椎損傷の重傷を負い、リングから離れた。得意技はコブラクロー、凶器攻撃。現役時代は190センチ、125キロ。