元K-1ヘビー級王者でボクシングに転向した藤本京太郎(25=角海老宝石)が東洋太平洋ヘビー級タイトルに照準を定め、今夏にも海外遠征を行うことが16日、分かった。昨年大みそかのプロデビュー戦でマイケル・オドネルに判定勝ち。次戦で2連勝してA級ライセンスを取得した場合、オーストラリア、カナダ、米国に渡って、ヘビー級の選手と拳を交える。

 本格始動した京太郎は「まず日本人が手にしていない東洋太平洋ヘビー級王座。海外で強豪の胸を借りて力をつけたい」と目標を定めた。国内では相手が不足するうえ、東洋太平洋同級ランカー8位以上のうち6人がオーストラリア勢。武者修行で体格、パワーに優れる外国人選手の攻略法を学ぶ。今月31日の所属ジム興行(東京・後楽園ホール)での公開スパーリングを経て、プロ2戦目は4月にも行われる。