7月16日、埼玉・ウイング・ハット春日部で行われるWBA世界スーパーフェザー級王者の内山高志(32=ワタナベ)の5度目の防衛戦の相手が、同級7位マイケル・ファレナス(フィリピン)に決まったことが14日、都内で発表された。

 セミファイナルではWBC世界フライ級1位の五十嵐俊幸(28=帝拳)が、同級王者ソニー・ボーイ・ハロ(フィリピン)に挑む。

 五十嵐は「大場魂」で世界を取る。ハロを破り、帝拳ジムのフライ級世界王者となれば、WBA同級王者だった故大場政夫さん以来。60年以上ジムを支える長野マネジャーからは大場さん用だった減量着をもらった。同マネジャー手作りの遺品は大事なお守り。「大場さんのような心の強さを持ちたい」と、逆境でもあきらめない大先輩の精神力を引き継ぎ、王座を奪取する。