新日本のIWGPヘビー級王者オカダ・カズチカ(24)が18日、次世代のスカウトに乗り出すことを明らかにした。来月16日の大阪大会(ボディメーカーコロシアム)での前王者・棚橋弘至(35)との3度目の防衛戦を控え、「時代を元に戻させない。若く才能のある人間を発掘して、時代を築いていく」と宣言した。2月12日に初挑戦で棚橋を破り、3カ月で王者オカダの人気が定着した。「王者としての素養を生まれ持っていた。普通にやっているだけ。イメージ通り、オカダ効果だ」と振り返る。

 再戦の場は棚橋からベルトを奪った同じ場所。棚橋はオカダの関節技からのレインメーカー(短距離式ラリアット)と首攻めを警戒しているが「俺の関節技は1カ所じゃなく複合。首と足、首と腰、どこでも攻められる。関節技だけでも、勝つ自信がある」と意に介していない。次の目標は自分とともに時代をつくる人間の発掘。「格闘技経験なしでいい。自分の素質に気付いてないヤツもいる。俺に憧れる若くて、大きなヤツを連れてくる」と言い切った。【小谷野俊哉】