08年北京五輪柔道100キロ超級金メダルの総合格闘家・石井慧(25)が、インドの新興格闘技団体スーパーファイトリーグ(SFL)と契約したことが27日、明らかになった。4試合の契約で、出場大会や対戦相手など詳細は未定。現在、オランダのドージョーチャクリキでジェロム・レバンナらと合宿中の石井は「忙しくなります。(試合を)ジャンジャンやっていきます」と意欲を口にした。

 石井は、昨年大みそかに行われた「元気ですか!!大晦日!!」の旧PRIDEヘビー級王者エメリヤーエンコ・ヒョードル戦後、拠点を置く米国で出場機会をうかがっていた。だが、目標のUFC参戦が実現に至っておらず、3月末にブラジルで出場予定だった「アマゾン・フォレスト・コンバット2」も移動便のアクシデントで欠場。インドのプロモーターと契約して活動の場を模索していた。

 初参戦となるSFLは、今年3月の旗揚げ以降、既に3大会を開催している新興団体。試合は直径約9・1メートルの円形ケージ内で行う。今回、石井のほかに元UFCヘビー級のジェフ・モンソン、旧PRIDEやUFCやDREAMに参戦したソクジュらとも契約。早ければ9月8日に予定されているベンガル地方での大会で、SFLデビューする可能性が出てきた。