プロボクシング元東洋太平洋スーパーバンタム級王者で、3度の世界挑戦経験があるKOZOジムの石井広三(いしい・こうぞう)会長が死去していたこと6日、分かった。日本ボクシングコミッションに、5日に亡くなったと連絡が入った。34歳の若さだった。関係者によると交通事故が原因という。この日、三重・桑名市の三重祭典で通夜が営まれ、7日に葬儀・告別式が行われる。

 石井さんは天熊丸木ジムから95年7月プロデビューし、99年11月に世界初挑戦。WBA同級王者ネストール・ガルサに12回TKO負けした激闘は、国内年間最高試合に選出された。その後の2度世界挑戦も失敗。04年4月の現役引退後は桑名市内でジムを開設した。先月24日にも主催興行を行ったばかりで、同27日付のブログには「やっと一息つくことができました」などと記していた。