格闘技と柔道の「二足のわらじ」で活動する石井慧(26=I

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 RHINO)が日本柔道の「プロとアマの壁」をぶち破る意欲を示した。大みそか「INOKI

 BOM-BA-YE」で元UFC王者シルビアを判定で下した石井は1日、都内で取材に応じた。4月の全米柔道体重別選手権の無差別級に出場することを「米国籍取得のために優先して出ます」と明言。その上で「日本はプロが柔道で五輪に出られない。自分が米国代表になることで、日本はなぜプロが五輪に出られないのかを考えるきっかけになれば」との狙いを明かした。サッカーをはじめ、テニス、レスリング、ゴルフなど他競技では日本でもプロが続々と五輪出場を認められている現状がある。石井は「金メダルの期待がかかる柔道だからプロにも門戸を広げるべき。それを自分が米国から伝えていきたい」と熱弁していた。