3度目防衛に成功したWBC世界フライ級王者・八重樫東(31=大橋)が7日、横浜市内の所属ジムで会見を行った。

 八重樫は序盤の劣勢をはねのけてのKO勝利にも、反省しきりだった。「勝てたのはうれしいけど、過程はまだまだ。プランを立て過ぎて、中途半端な戦い方になってしまった。課題が多い試合だった」。V4戦では、39戦無敗で元2階級制覇王者のローマン・ゴンサレスとの対戦を明言。6日の試合後のリングでは次戦の健闘を互いに誓い合った。「目標はただ1つ、ロマゴンに勝つこと。ボクシングをやってきた中で一番高い壁になるので、そこを登りたい」。来週以降、筋力トレーニングなどのメニューで再始動する予定だ。