国際ボクシング殿堂は4日(日本時間5日)、本年度の殿堂入り表彰者を発表し、日本からは元WBA世界ライトフライ級王者の具志堅用高氏(59)と、現役世界王者のまま23歳で交通事故死した大場政夫氏が選出された。日本人の同殿堂入りは世界2階級制覇のファイティング原田氏、評論家でマッチメーカーのジョー小泉氏、世界的プロモーターの帝拳ジム本田明彦会長に続く栄誉となった。

 具志堅氏は76年10月に世界王座を獲得。日本記録の6連続KO防衛を飾るなど、連打を武器に81年までに日本人歴代最多の13度の防衛を記録した。吉報を受け、都内で会見し「世界を取ったような気分。ボクシングを始めた時のヒーローである大場さんと一緒に受賞できてうれしい。今後はジムの選手にも世界を取らせたい」と話した。