日本プロボクシング協会は26日、静岡・熱海で理事会を開き、WBA世界フライ級2位の亀田興毅(22)が、日本未公認団体IBFの王座挑戦者決定戦を行った場合には、所属する亀田ジムを協会から除名する方針で一致した。

 亀田は来年1月31日、メキシコでのエベルト・ブリセノ(ニカラグア)戦が決定。両選手ともIBFランクに入っており、「王座挑戦者決定戦」と銘打たれる可能性があった。24日に試合はノンタイトル戦と発表されたが、同協会では今後の方向性を確認。北沢鈴春事務局長は「(IBFの)王座に挑戦する明確な意思を示した時点で、除名になる」と説明し、亀田家にくぎを刺す形となった。

 亀田ジムの五十嵐紀行会長は「(協会を)やめてまでやろうとは思わない」と話し、今後のIBF挑戦の可能性を否定した。