26日の「亀田祭り」(さいたまスーパーアリーナ)で亀田大毅(21=亀田)は、WBA世界フライ級14位シルビオ・オルティアーヌ(32=ルーマニア)とのWBA同級タイトルマッチに臨む。

 2度目の防衛戦となる大毅は、減量苦からの解放感に浸った。約12キロの減量があり、最後の1週間はまったく食事ができずに苦しんだ。この日の調印式での声もかすれ気味で「今は元気がない」と限界ギリギリの状況だった。リミットで計量を終えると、即座に水筒に入った飲料水を摂取。ラストと公言しているフライ級の減量を終えた大毅は「最高。もう勝った気分やね。オレの敵は計量だけだったから。あとは自分のボクシングをするだけ、それができれば勝てる」と満面の笑みを浮かべ、試合に集中していた。