下田が判定勝ちでV2/ボクシング<プロボクシング:日本スーパーバンタム級タイトルマッチ10回戦>◇1日◇東京・後楽園ホール

 王者の下田昭文(23=帝拳)が2度目の防衛に成功した。同級7位の小林秀徳(角海老宝石)から2度のダウンを奪って、3-0の大差判定勝利を飾った。スピードと強打で、8月の初防衛戦に続き、無敗の挑戦者を下して、世界レベルの実力を証明した。下田は17勝(8KO)1敗、小林は13勝(5KO)1敗1分けとなった。

 KOこそ奪えなかったが、下田がスピードとテクニックを駆使した華のあるボクシングで、満員の観衆を魅了した。スタミナ面が心配されていたが、逆に後半から盛り返し、得意の左ストレートを確実に決めた。2度のダウン奪取もあり、最大12点差をつけた。下田は「ただの世界王者ではなく、魅せるボクシングで世界を取りたい」と前を見据えた。次戦は昨年2月に唯一の黒星を喫した同級2位瀬藤幹人(協栄)戦が有力。「負けた相手には借りを返したいし、強い相手ほど燃えるから」と早くも闘志をみなぎらせた。[2007年12月2日8時37分

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